海外高等教育機関における日本語多読に対する意識 -ベオグラード大学での質問紙調査を基に-

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Wataru Takahashi

Abstract

本研究はベオグラード大学(セルビア)における授業外多読活動に対する日本語学習者の意識を質問紙を用いて調査したものである。調査は現地で学ぶ日本語学習者を対象に2度実施した。その結果、活動への参加理由として、読む能力や語彙力を伸ばすため、日本語で本を読むことに慣れるためとの回答が多く、活動のねらいに関して多くの理解が得られたことが明らかになった。また、活動経験者の95%が自身の学習に役立ったと回答し、活動が参加者の日本語学習に一定の貢献をしていた。さらに、図書リソースを増やすことが主な要望に挙がった。多読のルールに関しては「やさしいものから読む」、「進まなくなったら別の本を読む」ルールは、おおむね肯定的な意見が見られた。一方、「辞書を引かないで読む」、「分からないところは飛ばして読む」ルールは、活動経験の少ない者を中心に一部抵抗する意見が見られた。

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Extensive Reading World Congress Proceedings